『違国日記』は大人気作品「ヤマシタトモコ」先生の作品
映画化されて、今年2024年6月公開予定です
「ヤマシタトモコ」先生の作品はつい最近も
『さんかく窓の外側は夜』も映画化されていましたと記憶しております
『違国日記』が
映画化されるのを知って、どんな作品が気になって読んでみました。
両親を亡くした中学生の朝と、叔母の槙生の共同生活のなかで、お互いの分かり合えなさを超えていく感動的な話。
感動的と言う言葉では表現が足りないぐらい、色んなことを考えさせられました。
本当に読んで良かった作品だったので、気になったことを調べてみました。
異国日記の結末・ネタバレ
高校卒業を控え、朝(あさ)はいつまでも子どもでいられない、子どもでなくなったら槙生(まきお)と一緒に暮らす理由がなくなると、悩むようになります。
槙生の仕事をしている片隅で本に囲まれながら眠るのが好きな朝はいつまでそれが許されるのか悩み槙生とすれ違い
大嫌いな姉の子の朝を勢いで引き取り育てることになった槙生は、
最初は朝に「愛せるかどうかわからない」と言っていましたが
槙生はその不器用さから、朝の事を「大切だ」「愛らしい」と感じて、そのことをうまく伝えられずに悩み、こんな気持ちになるはずじゃなかったと後悔するほどに朝の事を愛することになりますが上手く伝えられずすれ違います
不器用ながらも思いを伝えた槙生と朝は関係を修復し、より深い絆を構築
朝は高校を卒業を迎え
槙生は執筆しているコラムに、朝の門出を祝う言葉を綴っていました
違国日記は原作は完結してる?
違国日記は、女性向け漫画雑誌『FEEL YOUNG』(フィール・ヤング)で2017年7月から連載が始まり、2023年7月までの6年間連載されていました。
祥伝社から出版、全11巻で完結しております。
私はもちろん連載を心待ちにして読むのも好きですが、
完結したマンガを一気読みするのが大好きなので
完結一気読みが出来る最高の作品です!!
電子書籍で読んだのですが、あまりにも良かったので、紙の本で買って何年かおきに読み返す漫画リストに入れるつもりです。
違国日記の登場人物一覧
まず、登場人物と映画のキャストは
・高代 槙生(こうだい まきお):新垣結衣さん
少女小説家・人見知りで不器用。片づけが出来ない。亡くなった姉の事が嫌い
・田汲 朝 (たくみ あさ):早瀬憩さん
槙生の姪・中三の終わりに両親を交通事故で亡くし、槙生と暮らすことになる
・高代 実里 (こうだい みのり):中村優子さん
槙生の姉・朝の母親・交通事故で亡くなる。妹の槙生に対しては高圧的に接することが多かった
・塔野 和成(とうの かずなり):染谷翔太さん
弁護士・朝の後見人である槙生を監督立場。人見知りで電話になかなか出ない槙生をとんでもない人かと思っていた。
・笠町 信吾(かさまち しんご):瀬戸康史さん
槙生の元カレ・今も槙生に思いを寄せている。付き合う前も別れてからも友人。
朝になぜ別れたのか聞かれて、自分が悪かったと答える(槙生も朝に聞かれて同じように自分が悪かったと答えている)
・醍醐 奈々(だいご なな):夏帆さん
槙生の中学からの親友・朝を引き取ったと聞いてすぐに会いに来て、朝に奈々ちゃんと呼ばれるほどすぐに仲良くなる
・楢原えみり(なら えみり):小宮山莉渚さん
朝の中学からの親友。中学の卒業式にケンカをするが仲直りして、高校も同じ高校に通う。
明るい性格で、朝の支えになる人物。同性の恋人がいる。
・森本千世(もりもと ちよ):伊礼姫奈さん
朝のクラスメイトで秀才。気になるクラスメイト
異国日記のあらすじネタバレは?
違国日記のあらすじは
交通事故で両親を失った朝、葬式の場で誰が引き取るのかと盥まわし(たらいまわし)になっている場でこれ以上こんな醜い場に朝(こども)がいるべきではないと、勢いで引き取ってしまった槙生。勢いで引き取った為、一人だった生活が急に変わり、家に一人の場所がなくなったことに困惑をしてしまう槙生
朝は槙生の事を「大人なんだか子供だかわからないへんな人」と感じながらも、素直な朝は槙生に勧められて日記を書き始める。
2人は理解しあえないと感じながらも、同じ時間を過ごす内に、お互いにかけがえのない大切な存在になって行くお話です
私は、槙生が朝と同居を始めてすぐに、朝に言った
「私は大体不機嫌だし、あなたを愛せるかどうかはわからない」
「でも、わたしは決してあなたを踏みにじらない」
この言葉に槙生の誠実さ、真面目さ正直さと、
自分の気持ちを何度も踏みにじられた経験があり、
自分は同じように人の気持ちを踏みにじることはしない!!
と強く心に決めたんだなと感じました。
そして朝は、急に両親を失って悲しいかどうかもわからない状況で孤独なのに、
素直で人見知りもせず
槙生と協力しながら生活をしようと見て取れるのがとてもかわいらしくて好ましい少女だなと感じました。
それにしても、実の妹に大嫌いと言わしめた朝の母親、実里がどんな人物だったのか気になりませんか?
私はこの、実里に対する槙生と朝の反発心に共感することが多く、読んでいてすごく苦しくてでもなぜか完全には憎めない所がありました。
それは、実里のような大人になりたくないという朝の気持ちもわかるのと、自分が気づいていないだけで、実里のような大人になっているのかも知れないと思う瞬間があるからかもしれません。
本当に、気を付けたい、、、
異国日記、結末の感想
『違国日記』の、愛せるかわからない人から、かけがえのない存在になるっていうのはよくある話だとは思います。
槙生はとても不器用な人物ですが、自分の思いを言語化するのが上手な人だと感じました
そして言葉で伝える大切さや、誰かを大切にするという難しさがとても丁寧に描かれている『違国日記』はとても素晴らしい作品だと感じます
私は『違国日記』を読んで、自分の人間関係を考えたとき
大事な人を大切にして、そのことを伝えるって、怠けたらいけない事だな
大事な人だからこそ、自分とは別の人間であることをしっかりと意識しないと間違えてしまうのかな?と身の引き締まる思いもありました。
調べていたら、映画の公開がさらに楽しみになってしまいました。
映画、観に言ったら感想も追記でしたいと思います!!
『の、ような。』
作者:麻生海先生
この作品もとてもすてきな作品です。
この作品は現在連載中で、この先もまだまだ楽しみが続きます、読んだことない方は是非
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