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響~小説家になる方法~面白いけど絵が下手?感想と登場人物紹介!

『響~小説家になる方法~』は2018年に『響-HIBIKI-』のタイトルで映画化された作品です

映画公開当時、編集者の花井役を北川景子さん、

主人公の響を平手友梨奈さんが演じて話題になった作品です

私は、かなり前にたまたま入ったネットカフェでオススメの棚にあって

暇だったので読んでみたらハマってしまって

止まらなくなったのをよく覚えています。

久しぶりに読んで気になったことを調べて私なりにまとめてみました!

響~小説家になる方法~は絵が下手と言われる理由

『響~小説家になる方法~』は絵が下手と言われる理由ですが、、、

それはそのまま作品を読んだら大体の人が思う事かと思います。

特に体の全体の絵のバランスが悪いことが多い、、、

最近のマンガって絵がキレイな作品が多いので目立ってしまうとは思いますが

でも、すべての作品が絵がキレイなわけではありませんよね?

それでも下手だと言われる理由を上げるとしたら漫画の表紙の絵も下手だからかと思われます

漫画の表紙の絵はキレイだけど、中の絵はイマイチと言う作品はチラホラあるかと思いますが

『響~小説家になる方法~』は表紙も下手、、、

特に1巻の表紙がなかなかで

主人公の鮎喰響(あくいひびき)が椅子に座っているイラストなのですが

特に腰から下の絵がバランス悪いのです、、、

でも何というか、、、小学校の絵のコンクールで優秀作品として張り出されていた作品を思い起こす良さはあって、、、

私は、下手なんだけど、違和感はあるんだけど「ま、いっか」と思えてしまうのです

全13巻ですべての表紙を並べると、1巻2巻が特に気になりますが

私は、3巻以降はそんなに気にならないです。

肝心の中身はコマ割りとか、絵の感じは私は『ドラゴン桜』に似ていると感じました

絵に動きとか躍動感はありません

でも、登場人物は良く動いているので気になりませんし

物語にはかなりインパクトがあります!!

響~小説家になる方法~は絵が下手でも面白い理由は?

『響~小説家になる方法~』は絵が下手ではありますが面白い作品です

2017年の「マンガ大賞2017」大賞受賞を取った作品で間違いはありません!!

『響~小説家になる方法~』の主人公は「鮎喰響(あくいひびき)」女子高生です

しかし、ただの女子高生ではありません「天才文学少女」なのです

文学少女で連想しがちなのは、大人しい女の子かと思いますが

「響」は全く異なります。

自分の信念に従い行動するのですが、
「天才」だからかとても共感は出来ない行動が多すぎるのです

まず、暴力的であること

高校の文学部に入部しに行った先で脅してきた先輩と
ケンカをして先輩の指の骨を折ってしまいます

私は、この「響」が一貫してずっと「天才」なのが面白かったです

そして、この天才の響を幼馴染の涼太郎がずっと「普通の女の子」として扱う所も好きです

この「天才文学少女」が起こす事件がとんでもなくて

でも、そのとんでもない事件を普通の事にように振舞う「天才文学少女」がいて

そのとんでも事件の中でも、大事のようには扱われませんでしたが

偶然にも「響」の才能に打ちのめされた小説家が踏切で自殺を考えていたところに

「響」が通りかかり、自分は死なないと線路内に残り電車がギリギリのところで止まり

警察に連れていかれるところが大事件なのに「響」はアッサリとしたもんで

私は、そんな娘に頭を抱えるお父さんに同情してしまいました

物語全体としては「天才文学少女」を利用して利益を得ようとする人物がいたり

「響」は見た目はおとなしそうな「文学少女」なので侮られたりします

その人物と響はケンカをするって感じで色んな事件が起こります

そのケンカも、「響」の一貫した信念に基づくのですが
凡人の私には理解は出来ませんでした、、、が!

なるほど~そこがケンカポイントなのかと納得はしました

「天才文学少女」に手を焼くのは文学関連の人物だけではなく

高校生なので先生もです

私は、進学について先生がこれが「天才」なのかと

今まで指導してきた生徒とは違いすぎる「天才文学少女」の指導を

この子は「天才」だからと言葉を飲み込みながら進学の手助けをする先生が面白く

「それがあなたの仕事でしょ」と言う態度の響にちょっとイラッとしながら読んでました

私は『響~小説家になる方法~』の面白さは、「天才」の苦悩ではなく

「天才」の存在に苦悩する周りの人たちの描写が欠かせないと思います!!

 

響~小説家になる方法~登場人物紹介

◆鮎喰 響(あくい ひびき)

小説を読むのが好きな女子高生

母親は専業主婦・父親は公務員とごく一般的な家庭で育つ

両親にはちょっと変わっていると思われているが、本当の所だいぶ変わっている

高校入学前に新人賞に書いた小説「お伽の庭」が募集要項を守っていないためゴミ箱に捨てられていた所、編集の花井が読み「天才」を見つけたと動き出す

◆花井 ふみ(はない ふみ)

文芸誌「木蓮」の入社3年目の編集 「小説の力で世界を変えられるような」作家の出現を期待していたところに響の小説に出会い運命を感じ奮闘する

◆椿 涼太郎(つばき りょうたろう)

響の幼馴染・響の事が異常なほど大好きでほぼストーカー

頭も良くとても器用な人物・背も高くイケメンの為モテるが響以外に興味なし

◆祖父江 凛夏(そぶえ りか)

響の入学した高校の文学部の部長・響のかけがえのない友達になる

高校生で作家デビューを果たすも響の才能と自分を比べてしまう

大人気作家を「祖父江 秋人(そぶえあ きひと)」父に持つ

◆関口花代子(せきぐち かよこ)

読書が趣味特にライトノベルを好む・高校デビューに失敗・響と同じ文芸部員
ちょっとおバカで問題行動があるが憎めない女の子

◆タカヤ

凛夏の同級生・文芸部員 顔はヤクザのような進学校のヤンキー
文芸部に入部に来た響とケンカをしたが負けて指を折られた

 

響~小説家になる方法~の感想

『響~小説家になる方法~』を全部読んだ感想としては

私は、ずっと主人公の「響」の行動は理解できないし

共感も出来ないとんでもない天才なんだなぁと思うのですが

ただ、嫌いにもなれないし、なんならちょっと応援してしまいたくなってしまう部分があり不思議な感覚でした

それはおそらく、「響」がずっと素直に自分の気持ちに正直に行動している事と

とてつもなく人の気持ちを考えていない言動をとり、人の事を傷つけることもあるのですが

「響」が悪意をもって人を傷つける行動は取らなかったからだと思います。

大賞を取った作者の先生のインタビューで会話劇にならないように気を付けていたというコメントに

響をの起こす事件が次々と起こる理由がわかった気がして納得しました

会話ではなく、行動で響を表現したから色々な事件が起きたのか!!と

「響」はキャラクターとして考えるととても魅力的で

行動も同じ人間ではなく、あくまで漫画のキャラクターと考えると

「響」のようなとんでもない行動をするキャラクターはたくさんいるよね~

と「響」と少し距離を置いて読むぐらいが

『響~小説家になる方法~』を楽しめるのかなと思います!!

 

 

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